うららかな日に目白橋でおみかけして撮らせていただきました。
「こんな夫婦になりたいな」と思えるような、「愛情しっかり手もしっかり」のご夫婦でした。
手をつなぐと安心なのだそうです。
「最近、お父さんと久しぶりに手をつないだわ」とは母のセリフ。
父の歩みがフラフラなので、手をつないで病院へ出かけたのだそうです。ラブラブを超越してます。
6年前の手術後は、「お父さんはこの体勢が一番楽なんだって」と、病院のベッドの上で背中を合わせ、
「人」という文字そのものの恰好で力を合わせて闘病生活を送っていた2人でした。
最近は爪も切ってあげてるし、お風呂も一緒に入っているし、しんみりするようなほのぼのするような・・・
新婚さんか、ある意味・・・二人だけの春をのんびり過ごしているようです。
婚活をして、恋をして、婚約して、結婚して、幸せになるってどういうことなのでしょうか?
そもそも結婚って?婚活しながらもこんな「そもそも」を考えてしまったこと、ありませんか?
2015年6月のAERAで、「結婚はコスパが悪い」というフレーズを見つけました。
そうか・・・確かにそうなのかもしれませんよね。
自分だけの時間は少なくなるし、心配事だって増えるかもしれません。
思い通りにならないことも、我慢しなきゃいけない場面も、いつも楽ちんってことは無理でしょう。
仕事や趣味みたいに「頑張ればそれなりの見返りがある」という保証はどこにもありませんし、
言われてみればコスパが悪いような気もしてきます。
かといって、「コスパが良い結婚ならできる」とも言い切れませんよね。
ある会員さんから、「今村さんはどうしてご主人と結婚したのですか?」と質問されたことがあります。
どうしてねぇ・・・と思った瞬間に口から出たのは「大きな声でよく笑う人だったから」。
大した理由ではないなぁと笑ってしまいました。たぶん夫も似たりよったりでしょうね。
母に同じ質問をしてみたら、「わからないわ。みよちゃん(母の姉)が間違いないと言ったから」でした。
父にも一応聞いてみましたが、「みよちゃんに紹介されたから。あとは忘れた」でした。。。
気の抜けるような理由なのですが、それでも幸せに暮らしています。
これはどういうわけなのでしょうね・・・
「この人と結婚したら幸せになりそうだ」と思って結婚したわけでもないような・・・
そうだ・・・と母。
「5人に聞いてみて、3人に反対されるような人とは結婚しない方がいいらしいわよ」
母の母(祖母)がそう言っていたそうですーこれは当たらずとも遠からず。知恵か経験か?
この人に人生を賭けていいのか、損しないのか、幸せになれるのか
不確実なものをどう取り扱ったらいいのか悩み、最終決断が出来ない方もチラホラ。
でも、仲良く手をつないで歩けば、たいていの事は何とかなるのではないでしょうか。
手をつないで心をつないで暮らせば、末永く幸せになれるような気がします。
秋も深まり もうすぐ冬
手をつなぐのにいいシーズンですね