ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)が一年に一度だけ会える、今夜は雨になりそうですね。中国で生まれ
日本に語り伝えられている伝説で、「めったに会えない二人」ということなのですが、「お二人の出会い」
はどのような感じだったのでしょうか。
毎日機織りに精を出す織姫は、今の時代ならば美しく知的な働く女性というところでしょうか。年頃だと
いうのに、お化粧ひとつせず、恋をする暇もないくらい忙しい日々を送っていたようです。
彦星の方は、年老いた一頭の牛を連れて畑仕事をする日々。誰が見てもあきれるほど真面目だったそうで
す。この様子も現代の男性の姿と重なります。仕事以外のことは何となく苦手な、少しシャイな婚活男子
という感じですね。
この二人を引き合わせたのは、天を支配している天帝。父親、親戚の叔父様、祖父という存在でしょうか。
かわいい織姫のお相手探しに奔走し、御眼鏡にかなった青年が彦星でした。
ぴったりすぎるくらい相性が良かったお二人でした。(それが後に仇となってしまうのですが・・・)
天帝は客観的にながめて「この二人は合いそうだな」と思ったのでしょう。
「現代型お見合い」は自分から行動を起こしますが、時には仲人が「ご推薦」と称して、「お似合いかも」
と思う方をご紹介することがあります。どちらの方法も、自分の気持ちを軸にする点は同じです。
自分の魅力や特長に気づいていない方、自己評価があまりに謙虚すぎる人、お見合い回数が増えるばかりで
なかなかその先へ進まないなど、時と場合に応じて「仲人の目」が登場します。
星の数ほどの人の中から、あなただけに光りかける星が必ずあります。きっと、みつけてくださいね。
ではまた、「目白 恋するアベニュー」でお会いしましょう。