あなたの初恋はいつだったでしょうか。幼稚園時代?それとももっと前かな。あるいは中学時代?
実際にお付き合いしなくても、サヨナラの数だけ恋が生まれ?磨かれ、成長しているはず、はず、ハズ
なんですけど・・・どうでしょうか。
大学卒業後、大手メーカーに勤務していたJ子さん。学生の頃からお付き合いしていた銀行勤務の彼が
いましたが、同期の男性を好きになってしまいました。好きになった理由は、その男性が「夢を持って
いる人」だったから。入社2年後に退社し、アートの分野へチャレンジする彼の姿に男らしさを感じた
ということです。
学生時代の彼とは別れ、アーティスティックな彼(Kさん)とのお付き合いが始まりました。彼の後を
追うようにJ子さんも会社を辞め、彼のアート留学について行こうと語学学校へ入学。彼とその夢を追い
かけるため、大胆な方向転換をしたのでした。
付き合い始めの頃はKさんの自己主張の強さやロマンに魅力を感じていたJ子さんでしたが、だんだんと
将来への不安が頭をもたげてきました。「本当に留学先に一緒に連れていってもらえるのだろうか」、
「日本に戻ってきてからの計画はあるのか」、「生活費はどうするのか」、「結婚のことは考えてくれて
いるのかしら」、そんな気持ちをKさんに訴えても「俺を支えてくれるんじゃないの?!」と逆に問い詰
められる始末。話題はアートへと戻ってしまいます。
そんなある日の事、ついに彼から「留学先には連れて行けない」と言われてしまったJ子さん。
就活してやっと入社した会社を辞め、語学学校まで入学したというのに・・・理由を尋ねると、「責任を
持てない」「重い」「頼りない」という言葉が次々と飛び出してきたそうです。
でも、J子さんはあきらめきれませんでした。「何をすれば彼は喜んでくれるのだろうか」「責任など
とってもらわなくてもいい」「自立するのに手っ取り早い方法はないか」と、かなり悩み体調まで崩し、
何も手につかない状態になってしまいました。Kさんに執着するあまり、すっかり自分のペースを失って
しまったのです。
そんなJ子さんの言動に愛想をつかし、逃げるように去っていったKさんでした。
その後半年ほどしてJ子さんは再び新しい恋をしました。今度は7歳年下の写真家の卵だったそうです。
でも、またしても似たような結末を迎えました。次は飲食店で下積み中の経営者希望の男性・・・
25歳から43歳までこのような恋愛をくりかえし、IMAの扉を押してくれたのが44歳の時でした。
IMAを卒業するまで3年以上かかりましたが、幸せをつかんでくださり嬉しかったです。
自分の限界を確かめるような苦しい恋愛を繰り返すと、楽しくて大事にされる本物の恋愛には物足りなさ
を感じるのでしょうか。実を結ばない恋愛には中毒性があるのかも。毒気を抜くのに3年かかったのです。
金魚すくい 想い出 ぐっときますね
やみくもに 水の中で 好きな金魚を 追いかけていました
あなたの 本当に求めている 好きなタイプは?
どうせ追いかけるのなら あなたも幸せになりますように
J子さんのような「尽くしがた」恋愛をIMAがほんのすこし分析
自分にはない才能や高い志や強い人間性に惹かれ、自分をその存在に投影することにより、自分の存在を
確かめたい(自分を支える)と思うようです。それに加えて、自分が支えてあげないとこの人はダメなんじゃ
ないかというような弱い面が相手に見つかると、心の動きは恋愛へと向かいがちです。
優しさをしっかりと受け止めて感謝してくれ、それを何らかのカタチでお返ししてくれるお相手ならば、
最高のカップルになります。ただ、その「人の好さ」や「我慢強さ」にアグラをかくだけのお相手だと、
長続きはしないでしょう。実はJ子さんのタイプは愛情不足を感じやすかったりするのです。
相手の顔色をうかがい合わせ、いつのまにか尽くしてしまうこのタイプの人は、「情に流されず」に相手を
選ぶことが大切です。それから、し過ぎかなと思う位の自己主張をするくらいが丁度いいのです。
最終的にJ子さんは「真面目で責任感が強く、ルールを大事にしている」パートナーを選びました。
少し束縛気味のお相手ですが、J子さんにとっては安心感につながるようです。
お互いの良い点が活かされ満たしあうことができる関係によって、
本質で求めていた「安定」を手に入れることができたのでしょう。
「今度こそ幸せになりたい」と新しい出会いに期待をかけても、お相手を見分ける目がなくては何度も同じ
ような人を選んでしまいます。そんな不本意な選択をしないように、恋愛や結婚にも知識や処方箋が絶対に
必要だとIMAは考えています。
IMAは結婚のお相手を探すだけの場所ではありません。「今の恋愛をどうしたらいいのか」「どんなお相手を
選べば苦しまずにすむのか」、、、、自分を探すための場所でもあるのです。
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