43歳元IMA男性は、大学院を卒業して就職が決まったら、当時お付き合いしていた同級生と結婚する
つもりだったそうです。けれどもご両親に反対され、その思いは実現しなかったということでした。
その後も何かとご両親からのプレッシャーを受けることが多く、
「結婚なんかしなくてもいいか」と逃げるような思いで30代、40代を過ごされたそうです。
ー好きな人は自分で見つけて、好きな人と結婚するー
友人たちは次々軽やかに結婚していくのに、自分はどうしてできないのか・・・
自分がいいなと思う人をことごとくご両親に反対されるーこの辛さは言葉では表現できないと思います。
どうしてそんなに反対されなくていけないのか・・・
「結婚相手としてふさわしくないから」と、ご両親が判断したということなのですが、
「どこかどうふさわしくなかった」のでしょうか。
ふさわしくない理由を彼がきちっと理解し、腑に落ちたのならば問題はないのですが・・・
ーいつもダメだしばかりされると、「自信がなくなってきます」-たぶん。
そうなってくると事態は悪循環。ヤケになったり、反抗的になるならまだ良いのですが、
最後は親御さんのイイナリになるのが一番正しいのだと思い込むようになり、
意思と言うものがすっかり姿を消してしまうともなりかねません。
そうなる前に何とかしなくてはなりません!!
ある日、彼のお母様とこんな会話をしました。
「最近になって息子がもう結婚しなくてもいいかなと言うんです」
『そうですね、そういう選択肢もありますよね』
「でも、息子がもっと年をとって、私たちがいなくなったらどうするのかと思うと心配で」
『そうですか』
「別に条件にこだわっているのではないんです」
『そうなんですか?』
「はい、〇〇で、△△で、◇◇じゃなくて、☆☆でもなくて、✿✿で、できれば◎◎だったら」
『えっ・・・もしもそういうお相手が見つからなかったらどうしますか?』
「いませんか?いると思いますが。そんな贅沢なことではないですから」
。。。続く不毛地帯。。。
親御様の期待に応えようと、元IMA男性もIMAも力を尽くしましたが、
どんな素敵な方と出会っても親御様がNGを出してきます。
困ったなぁと頭を抱えていた矢先、「海外転勤」となりました。予定赴任期間5年!!
神様はこういうカタチでご縁を授けてくださったか・・・瞬間、そう思いました。
失礼な言い方で申し訳ないのですが、「晴れて自由の身」となったなと。
予感は的中し、しばらくして現地の日本人女性を奥さんに迎えました。
*結婚相談所外での出会いやご成婚には費用はかかりません
*IMAのメンバーであれば、恋愛中のご相談にも応じています
「どうせまた反対されるだろう」と学習していた彼は、「事後報告」でケジメをつけました。
そして、赴任先で転職をし、赴任期間を定年まで延長しました。もしかしたら海外永住になるかもしれません。
ー好きな人は自分で見つけて、好きな人と結婚するー
「ガッカリしました。でもこれで良かったのかもしれないと思っています。覚悟しました」
電話口のお母様のお声は、いつになく静かで凛としていました。
人生は誰のものでもありません。自分のものです。
依存すればするほど、支配すればするほど、幸せは逃げていくのではないでしょうか?
婚活するにあたっての最低条件は「自立」と考えます。
この条件は、結婚にも大きな影響を与えるからです。
二人で力を合わせるためには、一人で立てていなくては。
昨今、ご子息お嬢様のご結婚を心配される親御様がとても増えています。
「何から手をつけていいのかわからない」
「ご縁の探し方がわからない」
「どうして結婚してくれないのか原因がわからない」
もちろんHow toは大事ですが、
その前に「自立を促す」「自立を歓迎する」ことも親御さんの大きな仕事だと感じる今日この頃です。
どんなに遠く離れた所で暮らしていても、恋人や伴侶ができても、
「絶対に離れることはない」のが親と子です。
自信をもって、こだわりを放ってみてはいかがでしょうか。
きっと大きな幸せが戻ってくると思います。
父88歳IMA53歳
今でもIMAは父の子どもです