地下鉄の車内で通路向こうのシートの景色をぼ~っと眺めていたら、あることに
気付きました。座っていた7人男性全員がおそらく30代後半。全員が右手にスマホ
(そろって左利き?)。そのうち5人の左手薬指に結婚指輪、2人独身(おそらく)。
もしかして日本国の未婚率の数字とほぼ一致するのかな、となんとなく貴重なデータを
みつけたような気になりました。あたたかい車内で揺られているうちにウトウトと・・・
先日、お目にかかった自由民主党衆議院議員の石崎徹先生のお話を思い出しました。
「子育て支援」と同時に「結婚支援策」にも力をいれる必要に迫られた日本。
つまり少子化を食い止めるためです。出会い→結婚→育児→女性の復職
という内容が盛り込まれた「結婚政策」を早急に推し進める動きがやっと始まるようです。
これからの日本の課題に 頭を悩ませている 国会議事堂
結婚関連に充てられた30億という御金は全国の自治体に分配され、主に広報や
調査事業、そして街コンなどの費用として使われているのだそうです。
街コンーー最近さかんに耳にするようになったイベントですが、そのパイオニアと
いえば「ナイナイのお見合い大作戦」でしょう。「沼島の春ふたたび」から通算すると
全国40か所以上でお見合いイベントを行っているんだそう。そして、たくさんのカップルと
元気な赤ちゃんの誕生というおめでたい実績をだしているということです。
「真剣に結婚したい」と思っている男子のもとへ、「嫁ぐ」意識の高い女子が出向く
というスタイルが双方の願いを実現しやすくしているのでしょう。
あまり知られていない地方の魅力とそこで生きる素朴な男子の姿、「夢・希望・愛」
という女子の大好きなアイテムが心を揺さぶるのかもしれませんね。
また、番組中で「マッチングしなかった人たち」をフォローして、その中から多くの
カップルを成立させ結婚へと導いているようです。番組終了後も参加者たちを「見守り」、
「つないでいく」スタッフの優しい「おせっかい」が役に立っているのです。
国会議事堂の パティオ
鯉鯉鯉が泳いでいました
恋恋恋にならないかな・・・
「婚活パーティーに参加しても空振りばかり」という声をよく聞きます。でも、もう少し
丁寧なアテンドをしフォローアップして行けば結果は違ってくるのかも・・・
一昔前の村社会では「おせっかい」は助け合いのひとつのカタチでした。現代にそのままの
カタチで取り入れることはできませんが、「つかず離れずのおせっかい」は今の時代にこそ
求められるものなのかもしれませんね。
7人席の全員が結婚指輪をし、パパのお膝に子ども1人ベビーカーに1人、な~んていう風景を
眺める日を空想しながら中目黒まで短いシエスタを楽しみました。