自分から好きになって交際したことがない正統派美人
むかし(4年ほど前)目を引く39歳美人がご入会されました。美人といっても種類はさまざまですが、彼女は正統派美人。その美しさにカウンセリング中のわたし仲人がたじろぐほど。
お顔だけではなく、スタイルもセンスも、頭も職業もバッチリ。つまりスキのない正統派美人だったのです。なのに自信がないと何度もつぶやいていらっしゃいました。
最大のwネックは、これまで自分が好きになって交際したことがなく、すべての交際はお相手からお願いされてのパターンだったということと、モテすぎた青春時代を送ったこと。
これは苦しい婚活になるわ・・・とイヤぁな予感が体中に走りました。
婚活開始直後に落とし穴へ落下
お見合い申し込みは山のように届くけれど、彼女からの申込はゼロ。気になるプロフィールを入れておく『お気に入りボックス』も空っぽ。IBJログインも5日に1回程度。そんな調子でしたが、3週間後にはいくつかお見合いが成立しました。
ところが!
すべてのお見合いのお返事9割「お断り」、仮交際に進んだお相手とも初デート後お断り100%。申込もせず、お気に入りのプロフィールもなく・・・やる気ゼロゼロ婚活なの?
入会してたった1か月で、ご縁の波が凪っている。。この静けさはなに?という雰囲気でした。
やはり美人は縁遠いらしい・・・婚活の落とし穴をいくつも持っているから。
婚活の落とし穴は自分で掘っている
婚活直後の凪状態を放っておけないので、聞いてみました「婚活、どうですか?」と。すると「なんとも難しいですね。。」とポツリポツリと心の内を話してくださいました。
どうやら思い込みが作りだした婚活落とし穴に落下していたようでした。その思い込みは20代だった頃のお付き合いお作法が元になっていて・・・こんなふうに↓
1.お見合いの席は男性が予約し、先に到着し女性を迎えること。
2.デートのエスコートにはある程度の決まりがある
3.女性からお見合い申し込み(好意表現)するのはマイナスイメージ
4.電話やメールは3回きたら1回返すぐらいがいい(お相手の気持ちを高める技)。自分からは基本しない
5.デート時のレストランの格と愛情の深さは比例する
などなど。
うんうん・・・と聞いた後、わたしは愛情たっぷりキッパリ告げました。
ふた昔前の恋愛テクかも・・?!今のままでは結婚できても幸せになれないかもしれません。ゴメンネ。。
美人は気づかぬうちにドSな婚活をしていることがある
まるで現代版かぐや姫のようだった彼女。「わたしとお付き合いしたいの?わたしはそうでもないいんだけど・・・仕方ないわね。ならば」で、数々の試練を与える~~~~~でも耐えきれる男性はいません。
自分に自信がなくてとつぶやきながらもドSな婚活。。。まずはこれまでの価値観を破壊することから彼女の婚活は始まりました。具体的には思い込み5項目を捨てることからです。
婚活落とし穴生活120日目に変化
思い込み5項目を捨てるー言うは易く行うは難し。でも頑張りました。
1.お見合いが予約席ではない場合、自分が先に行って席をとる
2.エスコートされることを期待しない。時と場合では自分がエスコートするぐらいの気持ちで。
3.好意表現を嫌う男性はいない。女性からのお見合い申し込みはプラスイメージ。
4.自分から連絡をとる。いただいたメールには遅くとも1日以内には返信する。
5.愛情の測り方を間違えないこと。駆け引きみたいなことは慎むべし。
頑張り続けた120日目頃、婚活界で失恋しました。彼女が初めて結婚を意識した男性でしたが、思うようにはいきませんでした。でも、この失恋が彼女を大きく変化させたのです。
150日目すべての婚活落とし穴を埋めることができた
失恋を機に、大らかに、のびのび、出会いを楽しむようになった彼女。相手の愛情度なんて気にしない、自分がいいと思えばそれでいい、そんなふっきれ感がみなぎっていました。
その人と縁があれば一緒になれるし、なければ別の人と縁がある。
落とし穴に落ちてから150日目には、問題のドS的価値観はきれいさっぱり無くなり、と同時に落とし穴もきれいに埋まり、フラットな婚活道を歩き始めました。その後まだまだ色々ありましたが、這い上がってから180日後に最愛の人と幸せになりました。
どうやら婚活落とし穴というモノは、自分で掘って落ちて這い上がって埋めるものらしい。その行為そのものが婚活なのかもしれません。一度は誰もが落ちる婚活の落とし穴。でも大丈夫です。私もお手伝いして一緒に埋めますから!
«前へ「IBJ本社事務局スタッフとコロナ後の婚活について雑談」 | 「マッチングアプリ婚活と結婚相談所婚活の違い」次へ»