友人たちと牡蠣フライを食べていた時のことです。
「カキフライってふつうソースだよね」と、友人A
「そぉ?わたし醤油だけど。っていうか家族全員醤油」と、友人B
「え~っ家族みんな?それって変わってるよね?」と、A
「そんなことないよ、おばあちゃんもそうだし、美味しいもん」と、B
カキフライに限らず、「ふつう」ってよく使う言葉ですよね。
〇〇はふうつうです。ふつうに△△です。ふつうは◇◇だと思います。
そして、婚活では、結婚相手に、
「ふつうの人がいいです」という希望の声をいただくことも多いものです。
でもね、この「ふつう」ってやっかいなんです、ホントウに。。
どんなふつうがいいの?どういうことがふつうなの?
そもそもふつうってなに?になり、最後は、
「どんな人がふつうの人なのだ~~~?わからない」になるようです。
趣味、好きな食べ物、人づきあい、家族関係、住みたい場所、休日の過ごし方
仕事の取り組み方や家事の段取り、愛情表現に至るまで・・・・
「ふつう」と「ふつうじゃなくて変かも」の境界線を引くのは簡単ではないはずです。
流行、親しい人の意見や考え方、これまでの経験や習慣、本やサイトから得た知識などで
なんとなくぼやけたラインをおそるおそる引くしかないのかもしれません。
結局は、「自分と似ているような人」や「身近にいそうな人」を
「ふつうの人」と思いこんじゃうってことありますよね。カキフライもしかりかな。。。
自分と違うと「変な人」みたいな・・・ね。
むか~し、あるアメリカの老婦人とこんな会話を交わしました。
老婦人:あなたはどんな男性と結婚したいの?
イマ:ふつうの人ならば。変人じゃなければ・・・☆謙虚なつもりで言ったつもり
老婦人:あなたは変人なのに?
イマ:わたし?わたしって変人ですか?
老婦人:そりゃそうでしょ!自分以外はみんな変人だもの あなたも間違いなく変人よ
イマ:そう言われてみれば・・・そうですね
老婦人:だから自分じゃない人と生きていくって楽しいのよ
イマ:なるほど。。
老婦人:人気ドラマよりずっとわくわくよ。冒険だから。
イマ:シアターもテレビもいらない?
老婦人:そういうこと!じゃ、またね。
イマ:さんきゅーそーまっち。。。。。。。
「これまで出会ったことのないような人」に「お見合い」で出会った時、
「交際中」に「何を考えているんだかわからない」と思った時、
「変わってるワ、この人」と思ってしまえば相手との関係性が育つことはありません。
ちょっぴりだけでも受け入れてみれば、思いがけなく素敵なご縁になるってこと…実際あります!
老婦人が残していった「変人」の本当の姿とは、
人は変わる
人によって変わる
あなたも変わる
出会いで変わる
このような変わる・変われる・変わろうとする姿なのかもしれません。
こんな変人ならば結婚相手として大歓迎ではないでしょうか?
「ふつう」という言葉に囚われすぎないようにお相手を探してくださいね。
今日はひな祭り
あなたのとなりには どんな方が並ぶのでしょうか
目白の「志むら」の小さなお二人