少子化の問題を討議するときによく引用される国といえば、フランス。日本人がフランス人のように
生きて行けるかどうかは別として、その視点は興味深いものです。l’amour(愛)の国で生きる男女は
どのような価値観をもっているのでしょう。
先日、フランス人男性から「日本女性は男性を選ぶときに、経済力を第一にあげるそうですが本当で
すか?そして、結婚後は、テイシュ ゲンキデ ルスガイイ は妻の本音なのですか?」という質問
を受けました。
控えめに、「人によりますけれど」とお答えするしかありませんでした。
フランスでは、男性は女性へ「1.見た目」「2.優しさ」「3.信頼」「4.賢さ」を、女性は男性へ
「1.優しさ」「2.信頼」「3.おもしろい」「4.見た目」を求めるそうです。結婚前も結婚後も
愛がすべてだそうです。
確かに経済力はどこにも出てきません。しかし、それは女性の経済的自立が一般的なことと大いに
関係があるのだと推測します。
フランス国立統計経済研究所2005年調べによると、年間平均所得は男性が24,446ユーロ、女性が19,818ユーロ
で、所得の男女比は、男性を100とすると女性は81という結果がでています。
家事は分担制、経済に関することは一緒に決める、一番大事なことは二人に愛があるかどうか。
今、女性をとりまく環境を大急ぎでととのえようと頑張っている日本。次第に「経済力よりも〇〇」
と考える女性も増えてくるのではないかと思います。
3高とか4低とか、時代とともに変わる価値観に流されず、いつの時代にも変わらない大事なものに
目を向けて行くことが、本物の幸せをみつける道につながると信じたいです。
ほんの少しフランス人を見習って、「愛」にこだわってみるのもいいんじゃないかしら。
愛はお金では買えないんじゃないの?~フランス人より~