12年前と変わらない理由で結婚できない
仲人カウンセラーになって今年で12年目。ものすごい速さで何もかもが変わりました。なのに・・・先日、仲人なり立ての頃の日記をめくっていたら、「あれ?何も変わってないじゃない」と苦笑い。
12年前も2023年令和の今も、「いつか結婚したいと思っている」人が大半で、やはり多くの方が「適当な相手に巡り会わない」と悩んでいるのです。この点は変化なし。
変化した点は、「婚活しているのに適当な相手に巡り会わない」ということ。12年前と比べたら、出会う環境は広く、自由に、出会い数は劇的に増えたのに、なぜでしょう?
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのですbyゼクシイ」2017年春
力強い宣言ですよね。この「あなた」が「適当な相手」であること間違いなし!同時に「あなた」へのこだわりもひしひしと伝わってきます。
希望と憧れ、理想と現実、過去・現在・未来、情愛、人生設計、家風、ひいては遺伝子まで、とにかくバラエティに富んだこだわりがぎっしり詰まった人が「あなた」であることも間違いなさそうです。。
この素敵なコピーが世に出たあたりから、出会っても出会っても出会わない現象が起きだしました。マッチングアプリ全盛前夜頃かしら。
適当な相手を見つけるポイントはスタンスとバランス
スタンス
そもそも結婚生活は見つめ合う生活ではなく、同じ方向(できるだけ)を見ながらの並列型暮らし。あなたの隣に、気になる「あなた」のプロフィールを並べてみましょう。同じ方向を見て末永く暮らせそうですか?結婚相談所の婚活プロフィールはかなり丁寧に作成されていますので、きちんと読めば、ある程度の価値観や性格なども分かるはずです。
バランス
「あなた」のプロフィールの隣に並んだあなたは、まっすぐ自然に立っているでしょうか?どういうわけだか媚びそうになったり、コンプレックスを感じたり、憧れの視線で見上げていたり、その逆もダメ。どちらかが背伸びするような絵が浮かんできたらアンバランスということです。
巡り会っていても適当な相手と巡り会わない原因
恋愛を意識しすぎる
結婚相談所での出会いはお見合いという出会い。お見合いですよ!出会う前から結婚を意識して出会うわけです。恋愛を意識しすぎて出会うと、「適当な人に巡り会わない」悲劇が起きやすくなるのは確かです。
恋愛という「情熱」が結婚を阻んでいる可能性もありますよね。「親しみ」とか「よい友達になれそう」という視点でお相手探しをされると良いかもしれません。
擦り合わせをしすぎる
たとえば価値観といっても色々様々。どこまですり合わせすれば安心しますか?
金銭感覚の確認もほどほど大体がいいと思います。非常識な方は結婚相談所で活動していないと思います。あと、将来のお金の使い方など事細かに確認してもキリがないですもの。
欠点を受け入れられるかどうかのチェックもそんなに必要なことでしょうか?
欠点なんてお互いさまですし、チェックする時点で既にもう終わりだと思います。
あと、物事に対してポジティブかどうかまですり合わせしても仕方ないような気がします。逆に何事にもすべてポジティブなのもちょっとどうかと思ったりもして。
他にも職業の将来性、家族仲や家族の病歴、住まいetc
過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
どうしても巡り会いそうになければ、仲人の目を頼る
「出会いの数が多すぎて結婚相手を決められない」時代を迎え、「あなた」を特定することの難しさに悩む方のご相談が増えました。出会えば出会うほど適当な相手から遠ざかっているようで不安です、と。
「もう出会いの数にはこだわりません、ピタっとくるたった1人を見つけ出してくださーい!」
「今村さん探してきて~」
もちろん探しますよ!アナログとデジタルのハイブリッド型で!!
«前へ「マリピタに婚活IMAを取り上げていただきました」 | 「50歳以上の結婚相談所カウンセラーのアドバイスは古臭い?」次へ»