こんなにも結婚したい人がいること、プロの仲人になって初めて知りました。その数は年々伸び続けています。IMAは4月から別連盟(スクラムとコネクトシップ)も再開しますから、単純計算するとおよそ18万人!ボリュームゾーンは30代前半~40代前半、メンバーの多くが草食世代とゆとり世代です。
草食世代(31歳~42歳)とゆとり世代(20歳~37歳)の特徴
周りの人たちとのバランスが何よりも大事な草食世代は、自分の立ち位置を気にするので、空気を読むことが身に付いています。皆さん穏やかでいい子。競争させない教育を受けてきたので、勝利とか成功体験なども少なくて、「なんとなく自信がなくて受け身」な控えめタイプの方が多いかな。「決断できないんです。」「けっこうな優柔不断です。」という声をよく耳にします。
ゆとり世代も草食さんたちと似ていて繊細傾向です。繊細は他者の気持ちをくみ取れるということだから、優しいコミュニケーションが取れるという点では婚活でも活かされます。その一方で自分の考えや意見も大切にする面もあるので、このバランスが崩れるとたちまち婚活疲労に陥ってしまうようです。どちらの世代もストレス耐性は低い傾向にありますし、お見合い相手・交際相手全員に気を遣いすぎれば、それはもうぐったり疲労困憊になるのは自然なことですね。
婚活迷走の原因は4つ
1つ目は「受け身」
2つ目は「こだわり」
3つ目は「本音がなかなか言えない」
4つ目は「自分ひとりで決められない」
1.「心底受け身」で婚活できるなら即結婚となるのですが、実際はそう簡単にはいきません。
2.こだわりなんて無さそうに見えて、実はしっかり自分なりのこだわりを握りしめています。その名は「ふつう」。その正体はトキメキという存在で、ふつうの人=ときめく人と結婚したいということ。あなたにとってのふつうの人とは?
3.聞き分けの良い優等生タイプの草食ゆとり世代は、「本当はこういう人と結婚したーい」と本当のことを口にするのにも気を遣います。例えばお見合いや仮交際のお断りもとても丁寧で気の毒なほど。「タイプじゃないので!」なんて言えたらいいのに、ですよね。
4.本当は決めているのに、ちゃんと決められるのに、背中を押して欲しい草食ゆとり世代。慎重で失敗したくないから?
迷走原因の解決方法
1の解決
申込をして辞退されると凹みますし、傷つきます。最初は頑張っていても、次第に申込するのも嫌になり、ログイン回数が少なくなることも。でも、同世代の草食ゆとりの方と結婚したければ、それもトキメクふつうの人と結婚したければ、自分からご縁に手を伸ばしたほうがいいに決まっています。お互い待っていたら、始まるご縁も始まらないのだから・・・
交際中も同じです。デート日程や場所がなかなか決まらなくて不安や苛立ちを感じるのなら、さっさと自分から提案しちゃいましょう。食べたいものや行きたい所があるのなら、リクエストしてください。一緒にプランすればいいのです。
同世代は同じことを思い、傷つき、同じ行動をしている。みんな同じなんだ、みんな頑張っているんだ、そう考えればちょっぴり楽になりませんか?
2の解決
プロフィールをスクロールしてビビビときたらストップ。プロフィールを斜め読みしてください。あなたはどの項目をチェックするでしょうか?自己PR文?カウンセラーからのPR文?それとも職種?あるいは趣味?いつも最初に目に入る項目があなたのこだわりポイントなのかもしれません。まずはご自身がどこにこだわっているのか知ることが重要、効率良い婚活につながります。
仲人からのお願い。お見合いが成立するか否かなんて考えないで申込を続けていただきたいんです。そうすれば、あなたの好みのタイプを把握できますし、弱点とか癖や偏りのようなものも理解できます。あなたの本当の思いを知ることで、「こだわりの人」を見つけ出すお手伝いができるのです。
3の解決
「婚活は山あり谷あり川あり沼も崖もある」と成婚者の皆さんは語ります。本当に自分が求める相手と結婚するためには苦しいプロセスも必要だから仕方ない、と苦笑いしながら・・・楽しそうに。ご縁に揺さぶられながらたった一人の人にたどり着く道のりは喜怒哀楽があふれていて当然で、その感情を抱えたままでは平常心の婚活はできません。自分自身にまで遠慮してしまい、自分の気持ちが分からない方もいらっしゃいます。本音、心の奥にしまいこんでいる本当の気持ち、どうぞ遠慮なく私にぶつけてください!
4の解決
「本当にこの人と結婚していいのかな」「この人で大丈夫かな」etc 小さな不安が心の中をよぎることがあります。一般の恋愛結婚と違ってお見合い結婚は交際期間が短いですし、まだお互い知らない部分や分かりあってないところがあるんじゃないかとか。「失敗したくない」という気持ちも強くあるでしょう。自分の目を疑うわけではないけれど、客観的視点で太鼓判を押してもらいたいのではないでしょうか?仲人型の結婚相談所ならそんな不安もカバーできます。二人三脚、4つの目できちんとご縁を見極めていくので安心してください。必ず、「この人と結婚しよう。」と自分で決めるその日がやってきます。
今村からひと言
迷走することはちっとも悪いことではないんです。
人は人によって自分を知ることができるのだから、出会いに臆病にならないでくださいね。
最愛の人を見つけ出した時、それまでの出会いのひとつひとつに意味があったことを知るでしょう。その日まで黒子スタイルであなたをサポートします。
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