婚活界はIBJだけで9万人以上、もうひとつの連盟を足せば約15万人超。東京都で一番小さい狛江市の人口(8万人ちょっと)よりも沢山の人が住んでいる世界です。お目当ての方を見つけ出しやすいように、年齢、年収、居住地、職種、最終学歴、キーワードなどで検索できるシステムになっているのは皆さんご存じですね。検索すれば・・・
「わーこんなハイスペな方が!」「え!可愛い女性だらけ」「この男性、家事育児も一緒にしてくれるんだー」「聡明で優しいバリキャリ女性に出会いたかったんだよー」
こんな風に大変便利な条件検索ですが、もしもその検索が結婚を阻む壁になってしまったとしたら?
条件検索で迷走するタイプ
~ストライクゾーンが狭すぎる~
やはり、ストライクゾーンが狭すぎると対象人数が少なくなってしまうので、何度検索しても「いない」になってしまうのですね。
ようやくピンポイントで見つけ出した方が婚活界の人気者となれば、なかなかお見合い成立しないということも起きがち。
~ストライクゾーンが広すぎる~
「じゃ広けりゃいいのか」となるわけですが、そういうことではありません。実はストライクゾーンが広い人ほど婚活の罠にはまりやすいとも言えるのです。
広すぎる方はお見合いラッシュが長く続く傾向にあり、お見合いしすぎて迷ったり、交際に集中できなかったり、お相手から優柔不断扱いされたりと、なかなか成婚にたどり着けないことも起きやすいのです。
ストライクゾーンが狭すぎる原因と打開策
心配しなくて大丈夫!IMA成婚者の6割は狭いストライクゾーンを徐々に広げて運命の人を見つけ出しました。
~なぜ狭すぎになるのか~
身近に理想通りの人がいる、ということがあります。例えば、お父様、お母様、ごきょうだい、同級生や先輩後輩、上司。理想ではなく現実として存在することが、ストライクゾーンを狭めに誘う。
ご友人や同僚の結婚相手がパーフェクト感高いから、自分もそういう方と。というケースもあります。中には親御様や祖父母様が理想とする結婚相手をなぞるように、期待に応えようと頑張ることが狭さの原因になることも。家の事情(例えば養子希望、家業承継)が絡み合うこともあります。
あと最近とても多いのが、交際経験がなくて本当によく分からないというピュアさ!ただただ「結婚するならこんな感じの人でいいのかな?」と思い詰めた結果の狭さだったりするのですね。
~打開策~
まず、周囲を見渡してみましょう。独身者であなたの希望条件をオールクリアする方は何人ぐらい?50人以上いらっしゃいますか?理想が現実化する確率を見定めていきます。
次に、既婚者であなたの希望条件をオールクリアされている方は?そして、その方はどういった結婚生活を送られているでしょうか?希望の人から希望する結婚生活へ着眼点をシフトしてお相手を探すのもナイスアイディア。この人ともしも結婚したらどんな生活になるかな?と想像しながら検索をかけてみるのも楽しいですし。
そして、身近で幸せをせっせと耕し続けているご夫婦はどんな方々でしょうか?単体ではなく、夫婦というユニットで観察してみましょう。ここにもお相手選びのヒントが隠れています。
希望条件をクリアしなくてはならない理由の洗い出しも効果的です。自分の幸せにその条件はマストなのか?その条件さえあれば幸せになれるのか?理想とは何を指すのか?自問自答したり、仲人から対面面談でヒントをもらったりして、自分にとっての大切なモノコトがはっきり浮かび上がってきたら、運命の人まであと一歩です。
ストライクゾーンが広すぎる原因と打開策
心配しなくて大丈夫!IMA成婚者の4割は広いストライクゾーンを自分サイズに変えてたった1人にたどり着きました。
~なぜ広すぎになるのか~
ストライクゾーンが広いのは、本当の自分を知らないことを意味するのかもしれません。自身の特長がわからないから、お相手像も漠然とする。そうなると「出来るだけ多くの人と会ってみよう」になり、検索の絞り込みもかなりゆるく。。
たとえば、条件を年齢と居住地のみで検索すると、膨大なプロフィールがヒットします。そうすると写真ばかりに目が行くようになるので、結局は好みの顔のプロフィールのみを見るようになり、、、この人もあの人もその人もと、男性にありがちな脱線婚活へ。
好きなタイプが本当に分からないという方も増えていて、やはりピュアさがストライクゾーンを広げてしまうということも。
~打開策~
広すぎの方は条件検索でヒットしたプロフィールを丁寧に読み込み、プロフィール中でもう一度条件検索してみましょう。IMAではダブル条件検索と呼んでおり、この手法は広すぎ会員さんたちに有効です。
自分ヒストリーを作ってみるのも効果的。○○な子どもだったなあとか、初恋の人のこと、あの時あんなこと考えてたなとか、大好きな先生のこと苦手な先生のこと、大笑いしたのはいつだったかな?とか、素の自分を思い出す作業が、マッチするお相手へ近づく一歩にもなるのです。仲人と雑談しているうちに、自分らしさに気づくこともあるようです。即ち自信をつけるということ。
自分像がはっきりするにつれてお相手像も鮮明に。次第に広すぎるストライクゾーンがちょうどいい広さに変わり、たった1人のシルエットが浮かび上がってきたら、あと一歩です。
まとめ
お相手への条件が少なければすぐ見つかるのでは?と考えがちですが、そんな単純でもないのがご縁談。条件が多くても、少なくても、どちらでも見つかるタイミングは訪れます。ストライクゾーンの狭さ広さは会員さんの特徴にすぎないということです。特徴を特長に変化させるためには第三者の視点が必要だと考えます。結婚相談所には仲人という人がいて、つまづきをステップに、ジャンプに変える知恵と愛情を持っています。
成婚者の全員が、条件検索に限らず、迷走経験アリです。
迷走の原因はひとりきりで婚活をすること。
そして打開策は傍らにご縁のスペシャリストを置くことではないかしら?と思うのですが・・・