先週は秋田角館で過ごしました。昔々京都から旅してきた桜は、角館武家屋敷の墨黒に映え
華やかな気高さを広げていました。栗の林でうつむいて咲くカタクリは、愛らしく控えめで
庶民的。田沢湖近くのハンノキ林で咲く水芭蕉は、モダンな立ち姿とミカンの花のような香り
が素晴らしかったです。
角館 しだれ桜
少し前、「置かれた場所で咲きなさい」という本が話題に上りましたね。ノートルダム清心学園の
シスターが語りかけているその本を仙台の本屋さんで見つけ、パラパラと・・・立ち読み(ゴメンナサイ)
したことがあります。
「置かれた」と聞くと、受け身で仕方なくみたいな姿を連想してしまうのですが、内容は決して
消極的ではなく、むしろ力強い生き方を教えてくださっていたと記憶しています。
ー自分という花を どうしたら咲かせることができるのかー
人生のテーマ:幸せに生きるには どうしたらいいのかな・・・
角館から内陸縦貫鉄道で13分
八津鎌足に咲く カタクリ
現実から逃げず、現状をしっかりと見極め、認める。
認めたら、そこでベストを尽くし、自分の花を咲かせる。
「そうなんでしょうけど・・・でも、それがなかなかできなくってね・・・」
その日の朝、夫と喧嘩してしまったIMAは少々反抗的態度でページをパラパラと・・・めくり・・・。
すると「ほほえみ」についての章で、「不機嫌はりっばな環境破壊」で「笑顔は立派なエコ」
という言葉を見つけました。
辰子姫伝説の田沢湖近く
刺巻で咲く水芭蕉
ほぅ。。ここはステップアップしてみようかな。。不機嫌を隠してみるかっ。世界環境のために?!
IMAが不機嫌を続ければ主人もどんどん不機嫌になるだろうし、罪のない職場の人にまで伝染しない
とも限らないしね~とエコ活動に参加したのでした。
そして、もう一つ印象的なメッセージが記されていました。
「相手を100%信じるのはダメ。98%だけにしておきなさい。
あとの2%は相手が間違った時の許しのためにとっておくこと」というもの。
なるほど。
主人の実家裏山に咲く
山ワサビの花
不機嫌を広めない努力をしているうちに、他人の不機嫌をほほえみで流してしまえるようになるかも。
2%の余地を残しておくことで、責めない苦しまない人間関係を築けるかも。そう思いました。
どちらも心がければ出来ることだし、それで幸せに生きれればこんな素敵なことはないですね。
置かれた場所で咲くとは、単に我慢することではなく、もちろん妥協することでもなく、
現実を受け入れた上でのポジティブな生き方をさすのでしょう。
小岩井牧場で咲いていました
チューリップ
さて、婚活です。
理想とするその結婚は、自分という花を生き生きと咲かせ続けられる場所でしょうか?
婚活最中(しようかなと考え中)の皆さんには、結婚の先に続く生活のことを意識しながら
パートナー探しをしていただきたいなと思っています。
「どんな人がいいのか分からなくなりました」
「婚活がこんなにも難しいと思わなかった」
「何だかとても疲れてしまった」
「こんな調子で本当に結婚できるのだろうか」
こんな不安やお悩みには少し距離を置いて・・・
自分が心地よいと感じること、好きなこと、どんな時に嬉しくなったり悲しくなるのか、
どのような言葉に勇気づけられるか、家族からほめられたり注意されることは?
そんなことをボンヤリと思い返してみましょう。
食べても美味しい フキノトウ
ー自分のことをじっくりと観察してみるのですー
桜は光と、カタクリは栗の林と、水芭蕉は豊かなせせらぎと共に。
あなたの花はどこで咲くのがいいのでしょう。咲く場所を間違わないで、咲き続けて!
咲いてこそ花
さぁ、本日もお見合い日より也。
~いってらっしゃい~
岩手山を背景に 一本桜
今年はどんな花が咲くのでしょう