IMA会員男性 Iさん(42歳)会社役員・公認会計士
奥さまAさん(31歳)地方公務員・アーティスト
横浜旅行帰りにIMAへお立ちよりくださったご夫妻。その日は「いい夫婦の日」でした。
Iさんは大雨の日にIMAへいらっしゃいました。お会いした瞬間、
山男だーーーー 雨に打たれた山男だーーーー!とびっくり。
実際、大学時代は山岳部に所属。過酷な山男生活を送っていたそうです。
がっしりとした躯体に日焼けしたむっつり無愛想な顔(ゴメンナサイ、Iさん)。でも笑顔が可愛くて(ゴメンナサイ、Iさん)、お話が面白くて、発想もユニークで、2時間もお喋りを楽しんでしまいました。
Iさんお見合いラッシュ
そんなIさんの婚活は、山男からお見合い大魔王に変身してしまったのか?と思うほどのお見合いの日々。最初の2か月ぐらいは「Iさん、お見合いラッシュですね!」と喜びあっていたのですが、お見合いラッシュが半年以上も続くとコチラも不安になってきます。
「Iさん、お見合いもいいんですけれど、なぜ交際を続けないの?」とストレートに投げかけてみました。すると、
「今村さん、僕はある意味オタク的女性を探してるんですよ。IBJのプロフだと見つけられない。料理が得意だとか、お菓子つくれるとか、ヨガしてるとか、友だちとご飯食べるとか、穏やかだとか、優しいとか、そんなことばかりプロフに書いている。カウンセラー側からもそんなPRばかりで、個性を見つけにくいんです。だから、会うしかない。お見合いを止めることはできないし、違うとわかった時には交際終了の道しかないんです。」と。
なるほど・・・確かに婚活プロフには「男性受けするだろう」メッセージが溢れています。Iさんが求めているのはそういう女性ではないということがハッキリ分かりました。
当分の間、お見合いラッシュなんだろうなぁと思っていた矢先、コロナが世界中を襲いました。そして、1回目の緊急事態宣言。
Iさんのお見合いは、対面からZoomお見合いにシフトしました。
そこで出会ったのが奥様のAさんです。プロフ写真からも何かキラッと光る個性のようなものが伝わってくる女性でした。ほとんどの女性プロフが笑顔の中、Aさんはじっと何かを見つめているような表情です。あとで知ったのですが、個展も開く芸術家の顔を持つ女性だったのです。
コロナ禍で変わる交際の流れ
Zoomお見合い後、交際へと進みました。
初回デートもZoomでしたが、お見合いから10日後には対面デートが実現しました。しばらくして、こんな交際報告が。
「彼女の仕事柄(美術教師)、外食を楽しむことができません。短時間デートばかりで残念な気持ちです。」
あ、いつものIさんと違う!ちょっといい予感!!
ほどなくして、「真剣交際に進みたい」とIさんから連絡が。「まだ彼女のことよくわからないから、知るために真剣交際に進みたい」ということでした。
ある程度相手のことがわかってから真剣交際に進むというのが一般的な流れですが、コロナ禍で思う存分会えない環境ではIさんの考えもアリだわと思いました。ふつうじゃないご時世では逆転の発想が役に立ちます。
真剣交際後半で、Aさんから「Iさんの職場の人たちに会いたい」とお願いが入りました。未来の夫として父親としてふさわしい人かどうかの最終テストだったのかな?と思います。自分の目で見たIさんと職場の方々の目が見たIさんが大きく違っていないか、或いはもっと素敵な面を見つけたかったのかもしれませんね。
和やかな楽しい食事会になったそうです。婚約前祝い会みたいに。
そして、プロポーズの日を迎えました。
入籍後にお二人にお会いしたのですが、Iさんの変わり様がすごくて、じーっと観察してしまいました。山男はどこに行ってしまったの?ゴツゴツ感が無くなって、余裕があるというか柔らかい雰囲気。周りからも「変わったねぇ」と言われるそうです。
Iさんから婚活中の方へのアドバイス。
「Zoomデートは非常に疲れます。30センチの距離で、結婚相談所で出会ったばかりの女性の顔を見続けるんですから。そりゃツラいですよ、お互いさまですけど。話に詰まれば空気も詰まるし。
なので、短時間オンラインデートをおすすめします。20分位でも十分じゃないでしょうか。
その代わり回数を多くすれば。」
「あと、相性よさそうと思ったなら、真剣交際に進んでしまったほうが良いと思います。
僕もそうでしたけど、真剣交際しないと見えないことや気づけないことってあると思うから。
成婚までいくかどうかは相性とご縁次第だと今村さんにいつも言われていましたし、ほんとにそうだなと思うので、なるようになるサの気持ちで、誠実に楽しくお付き合いさせていただきました。」
「あとは・・・結婚したら変わっちゃうみたいですね。トイレ掃除や炊飯器の洗い方まで奥さんに指導してもらってマスター、料理もするようになったし、メンタル面でもいい影響がありますね。
いいですよ、結婚は。」
おめでとうございます
11歳の年齢差、山男タイプと芸術家。
職場と家の往復の日々では、まず出会うことのない組み合わせではないでしょうか。思ってもみなかった出会いがあるーそれが結婚相談所です。
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