ちょっと前の婚活ノンフィクション、皆さんご覧になりましたか?その中で私が思わず吹き出してしまったのが、マリーミー結婚相談所、植草先生の「顔は付いていればいいからね」発言です。お見合い直前、女性会員様にさりげなくぱっとキリっと一言。
今回の「顔は付いていればいいからね」発言がきっかけで、あらためて「顔」が婚活に与える影響を探ってみたいと考えました。
まず、お見合いや仮交際で、「顔」を理由にお断りを伝えてこられる方はこれまで0ゼロ。ま、この数字が怪しすぎるんですけど(余談ですが、中世ではゼロは悪魔の数字だとも呼ばれていたらしいし・・・)。。表向きは「顔なんて」とか「内面重視です」とか「美男美女は3日見たら飽きる」とかおっしゃいますが、心の奥底では「顔」ってやっぱり重要なんじゃないか?だめだめそんなこと思う自分はイケナイ、だから天使的回答しちゃう。ではありませんか?
では婚活において、人は顔のどこを見て、OK・NGを出すのでしょうか?
それはたぶん目つき口元辺りの動き、表情です。それから声や話し方、所作も表情の一部になりますね。(匂いも含まれるかしら)婚活者はお相手プロフィールからリアルを妄想し、妄想結果と差があると違和感が発生し、違和感が大きくなれば受け入れ拒否の信号が点滅。
ただし、人は緊張すると自然な表情が出づらくなるものです。。特に男性。日常で鏡を見る頻度も、笑うシチュエーションも、雑談する時間も少ない男性は、顔の筋肉が思うままに動かないこともあったりして。
一方、女性はメイクするし服装などでも表情を演出できるし、元来コミュニケーション力が高いので、お見合いの時も男性より落ち着いています。
最近、お見合いお引き合わせの復活でホテルに伺うことが増えました。ぐるりと眺めると・・・
堅い表情、うつむいてスマホを見つめている男性たちがラウンジ入口前でお見合いスタンバイ。お相手女性の顔写真を確認中なんですね、スマホで。下向くとますます表情不足になるから気をつけてくださいね。
華やかに登場する女性とのコントラストが激しいなぁと感じました。
仕方がないことですけれどね。男性が本来の表情=顔を発揮するようになるのは、お相手とリラックスして会話ができるようになってからなので、どうしても時間が掛かるのです。
お見合いや初回デートで自分らしさを表現できる方は少数です。もしも最初から爽やかで洗練された印象でしたら、その方はけっこうな場数を踏んでいらっしゃる?
この仕組みを知っていれば、良縁をみすみす逃す悲劇を避けることができるはず。
だから、植草先生は女性会員様に仰った。
「顔は付いていればいいからね」と。
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顔で判断したら愚かよ。だってあなたはきちんとお相手プロフィールを読みこんで、お見合いしたくてお見合いするのよ。ほんとうに顔が嫌ならお見合いにはならないもの。あとね、顔は変わるわよ。そんな変わるものをアテにしないで、変わらないものをちゃんと見抜きなさい!
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と思ったかどうかは分かりませんが、「顔は付いていればいいからね」発言は仲人としての経験則に基づいて発せられたお言葉だと考えます。確かこのセリフの直後にすぐ断っちゃだめよ、と付け加えていたような。気のせい?
初対面において、「顔」はあくまで体のパーツに過ぎないという意味かもしれません。その方の本当の顔はデートを重ね、ふとした瞬間に現れるものだと。そう考えれば、マリーミーの植草直美先生の一言は奥深な有難いメッセージなのですね。まるでおまじないのようです。
GWのお見合いやデートの前に、このおまじないを唱えてみてください。不思議と元気が出てきて、出会いを楽しめるようになるかもしれません。
笑顔で行ってらっしゃい!
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