この夏、婚約者として、ご夫婦として、真剣交際カップルとして、
お相手様の故郷をたずねた方もいらっしゃることと思います。
「?」「???」という出来事などあったかしら・・・
「!」「!!!」と感じたことも・・・
ご自身が育った環境と同じお家はありませんから、
そわそわ落ち着かなかったかもしれません。
すごく疲れてのびてしまったぁなんてことも、
あんがい楽しめた方もチラホラ。
わたしはこの夏も主人の故郷、秋田角館の山奥に帰りました。
青々とした水田と連なる山々、梅花藻(ばいかも)がゆらゆらと咲く水路をのぞきながら、
草いきれにこもる緑の道を、キャリーバッグをゴロゴロひっぱりながら主人と歩きました。
♪~MORIOKAというその響きがロシア語みたいだった♪~と、歌いながら。
松任谷由実さんの「緑の町に舞い降りて」のフレーズ。
はじめて内陸縦貫鉄道の無人駅に降り立ったあの日あの時から、
帰省する度に口ずさんでしまうメロディーです、なぜだか。。。
モリオカがロシア語ならば、
アキタ訛はリエゾンするようなところがフランス語にそっくりなのですが、
それよりなにより、帰省したとたん夫は流暢な秋田語をあやつりはじめ、
-すみやかに異人になります(もどります)-
親族皆が集まる食事会などは、
ー完全に異国と化しますー
-すべての結婚は国際結婚である-
それぞれが育った環境や文化を持ち寄るのが結婚ですもの、
そこには『?』や『!』が沢山あってあたりまえ。
それらを「納得できない」とか「興味ない」とか「ムリムリ」なんて受け入れないでいると
楽しみが半減するばかり。ストレスにさえ変わってしまいます。
最初は受け流す感じでもよいです。徐々に慣れますからナーバスにならないでね。
白黒はっきりスタイルよりも、柔らかいコミュニケーション力で、
「へぇ~」とか「そうなんだぁ」とか「逆に楽しい」ぐらいの
好奇心旺盛な楽天家になっちゃうほうが人生を謳歌できるし、
幸せにも愛されやすいのじゃないかしら。。。
婚活も同じです!!
人との出会いは旅に似ています。
その旅で何を見つけるか、どう感じるか、とけこむか、
面白いと思うか、つまらないとそっぽを向くか、それは人それぞれ、アナタしだい。
秋からのお見合い、もっともっと楽しみましょう。
今年の田んぼアートは「マタギとクマ」でした。
ずいぶん仲良しですねぇ、ホントウに?
マタギというのは猟師のことです。